無期転換・無期契約社員とは?メリットとデメリット

メリット・デメリット

 

 

無期契約社員へ転換した際のメリット・デメリットを見てみましょう。まずメリットですが、これは何といっても契約打ち切り、雇い止めにあうリスクがなくなる点です。

 

 

毎年契約を結び直していた人が多いと思いますが、1年更新といいつつも、実際には更新せずに慣例で続いていた契約が突然打ち切られるといったリスクもなくなります。正社員のような重いノルマ・責任は負いたくないが、仕事はコツコツ続けたいといった人にもありがたい制度です。

 

 

責任の違いについては、給与や退職金といった処遇の差で調整されるから問題はありません。一方のデメリットですが、有期契約の時よりも、仕事の内容がある程度重くなることは充分に考えられます。また、無期契約社員として固定化されるわけですから、正社員への転換もしにくくなるかもしれません

 

 

。つまり、正社員並みの処遇を希望する人にとっては、無期契約社員への転換が逆に正社員への道を閉ざしてしまうかもしれません。

 

 

日本の典型的な正社員というのは「何でもやります」、「どこへでも赴任します」といったスタンスで働き、重い責任もありますが、そういうスタイルは望まずに、安定した暮らし、雇用の安定だけは確保したいという人もいます。生活スタイルの違いです。そうした人にとって、無期雇用への転換はまさにうってつけの制度となると思います。